インプラント症例紹介(53)

入れ歯が合わない・外れやすいと感じたときの選択肢


はじめに

「食事中に入れ歯がずれる」「歯ぐきが痛くて外してしまう」「話しているときに外れそうで不安」。入れ歯を使っている方の中には、こうした悩みを抱えている方も少なくありません。入れ歯の不具合は、調整で改善する場合もあれば、治療法そのものを見直すことが検討される場合もあります。この記事では、入れ歯が合わなくなる一般的な原因と、そのときに考えられる選択肢を整理します。年齢や性別を問わず、ご自身やご家族の参考にしていただける内容です。


目次

  • 入れ歯が合わなくなる主な原因
  • まず検討される対応:調整と作り直し
  • 他の治療法への移行を考える場合
  • 当院での対応と費用について
  • よくある質問

入れ歯が合わなくなる主な原因

入れ歯は、作った時点では口の中の形に合わせて作られています。しかし、使い続けるうちに、次のような理由で合わなくなることがあります。

歯ぐきや顎の骨の変化

歯を失った部分の顎の骨や歯ぐきは、時間とともに少しずつ痩せていく傾向があるとされています。入れ歯は歯ぐきの上に乗せて使う構造のため、歯ぐきの形が変わると、すき間ができて安定しにくくなります。

入れ歯自体のすり減りや劣化

毎日使うことで、人工歯がすり減ったり、金具(クラスプ)がゆるんだりすることがあります。噛み合わせが変わり、食事のしづらさにつながる場合もあります。

残っている歯の状態の変化

部分入れ歯では、金具をかけている歯の状態が変わると、入れ歯の安定性にも影響します。むし歯や歯周病で土台の歯が動いたり、失われたりすることもあります。


まず検討される対応:調整と作り直し

入れ歯が合わないと感じたとき、多くの場合、まず歯科医院で状態を確認します。

調整・修理(リライニング)

入れ歯の内面を調整したり、歯ぐきとのすき間を補う処置を行ったりすることで、使いやすくなる場合があります。金具の緩みや人工歯の欠けなども、修理で対応できることがあります。

新しく作り直す

調整を重ねても改善しにくい場合や、入れ歯の劣化が進んでいる場合は、現在の口の状態に合わせて作り直すことが検討されます。

自己判断で入れ歯を削ったり、市販の接着剤で固定したりすると、口の中や入れ歯を傷つけるおそれがあります。違和感があるときは、早めに歯科医院へ相談することが大切です。


他の治療法への移行を考える場合

調整や作り直しを経ても悩みが続く場合や、できれば別の方法を検討したいという場合には、他の治療法への移行を考える方もいます。

インプラントを検討する場合

インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を固定する治療法です。取り外し式の入れ歯とは構造が異なり、固定式である点が特徴です。入れ歯の不具合から移行を検討する場合は、次の点を確認しておくとよいでしょう。

  • 顎の骨の量や質が、インプラントを支えるのに十分か(CT検査で確認します)
  • 全身の健康状態や服用中の薬に問題がないか
  • 外科的な処置を受けることへの考え方、治療期間や費用の面

インプラントで入れ歯を支える方法

数本のインプラントを土台にして、入れ歯を安定させる方法もあります。入れ歯を完全にやめるのではなく、安定性を補いたい場合に検討されることがあります。口の状態や本数によって、適する方法は異なります。

ブリッジなど、他の選択肢

残っている歯の状態によっては、ブリッジが検討される場合もあります。それぞれ構造や特徴が異なり、どれが優れているとは一概にいえません。口の状態や生活スタイル、希望を踏まえて比較することが大切です。


当院での対応と費用について

当院では、北海道医療大学歯学部を卒業し、IDIA(国際アメリカインプラント学会)認定医およびインプラント専門医の資格を持つ院長が、検査結果をもとに治療の選択肢を説明します。これらの資格は学会の基準を満たした場合に付与されるものであり、治療結果を保証するものではありません。

インプラント治療は自由診療で、当院では総額36.74万円〜(税込)が目安です。骨の状態によっては、サイナスリフト(11万円)、ソケットリフト(5.5万円)、GBR(5.5万円)などの追加処置が必要になる場合があり、その際は別途費用が発生します。また、外科的な処置であるため、腫れや出血、まれに感染や神経への影響などのリスクを伴う可能性があります。入れ歯の悩みや費用について気になる点がある方は、無理に来院を急ぐ必要はありません。ご自身のタイミングでカウンセリングにてご相談ください。お問い合わせはお電話またはWEB予約フォームより承っております。


よくある質問

Q1. 入れ歯が合わなくなったら、どのくらいで見直すのがよいですか?
A. 一律の期間はありません。痛みやずれ、食事のしづらさなどを感じたときが、見直しの目安のひとつです。入れ歯の状態や口の中の変化は、定期検診でも確認できます。

Q2. 今使っている入れ歯は、インプラントを入れた後も使えますか?
A. 状態によっては、インプラントを支えにして、今の入れ歯を調整して使える場合もあります。詳しくは検査のうえでご案内します。

Q3. 高齢でもインプラントを検討できますか?
A. 年齢の上限が一律に決まっているわけではありません。顎の骨の状態や全身の健康状態によって異なるため、検査と相談を通じて確認します。


まとめ

入れ歯が合わなくなる背景には、歯ぐきや顎の骨の変化、入れ歯のすり減り、残っている歯の状態の変化などがあります。まずは歯科医院で調整や作り直しを相談し、それでも悩みが続く場合に、インプラントなどの他の治療法を検討することができます。どの方法にも特徴があるため、検査を踏まえて比較検討することが大切です。入れ歯の悩みを抱えている方は、まずは現在の状態を確認することから始めてみてはいかがでしょうか。


お気軽にお問合せ下さい

入れ歯の悩みや治療法の選択についてご不明な点や不安なことがある方は、まずはカウンセリングでご相談ください。お電話またはWEB予約フォームからご予約いただけます。アクセス情報も当院サイトにてご案内しております。


監修者情報

監修:古舘辰彦(かまくらサンライズ歯科 院長)
資格:国際アメリカインプラント学会(IDIA)認定医/インプラント専門医/インビザプラチナドクター/小児歯科相談医
経歴:北海道医療大学歯学部卒業


この記事を書いた人

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