GBR(骨再生誘導法)の仕組みをわかりやすく解説
はじめに
インプラント治療の説明の中で「GBR」という言葉を聞き、専門用語が多くてイメージがつかみにくいと感じた方もいるのではないでしょうか。GBRは、顎の骨が不足している場合に行われる処置のひとつです。この記事では、GBRの仕組みについて、専門用語をかみ砕きながらわかりやすく解説します。
目次
- GBRとはどのような処置か
- GBRの仕組みをステップで解説
- GBRを検討する際に知っておきたいこと
- よくある質問
GBRとはどのような処置か
GBRは「Guided Bone Regeneration」の略で、日本語では「骨誘導再生法」または「骨再生誘導法」と呼ばれます。インプラントを埋め込むために必要な骨の幅や高さが不足している場合に、骨の再生を助けるために行われる処置です。
歯を失った部分の骨は、時間の経過とともに痩せていく傾向があるとされ、その結果、インプラントを安定して埋め込むための骨量が不足してしまうことがあります。GBRは、そうした骨の不足を補うための代表的な方法のひとつです。
GBRの仕組みをステップで解説
GBRは、次のような流れで行われるのが一般的です。
①骨補填材を設置する
骨が不足している部分に、骨補填材と呼ばれる材料を設置します。骨補填材には、患者自身の骨を使う場合や、人工の材料を使う場合など、いくつかの種類があります。
②メンブレン(人工膜)で覆う
骨補填材を設置した部分の上を、メンブレンと呼ばれる薄い膜で覆います。歯ぐきなどの軟らかい組織は骨よりも治りが早いため、メンブレンで覆うことで、軟組織が骨の再生スペースに入り込むのを防ぐ役割があるとされています。
③骨の再生を待つ
メンブレンで保護された環境の中で、骨補填材のある部分に少しずつ新しい骨が再生されていきます。この期間は数ヶ月程度かかるとされ、骨の状態や個人差によって前後します。
④インプラントの埋入
骨の再生が十分に確認できた段階で、あらためてインプラントを埋め込む処置が行われます。骨の状態によっては、GBRとインプラントの埋入を同時に行う場合もあります。
GBRを検討する際に知っておきたいこと
GBRが必要かどうかは、CT検査によって骨の幅や高さを詳細に確認したうえで判断されます。骨の不足の程度や部位によって、GBRが適しているのか、あるいはサイナスリフトなど他の方法が検討されるのかが異なります。
当院では、北海道医療大学歯学部を卒業し、IDIA(国際アメリカインプラント学会)認定医およびインプラント専門医の資格を持つ院長が、検査結果をもとに必要性を判断し、治療計画をご提案しています。これらの資格は学会の基準を満たした場合に付与されるものであり、治療結果を保証するものではありません。
当院のGBRの費用(税込)は5.5万円を目安としており、インプラント治療自体は総額36.74万円〜となります。GBRは外科的な処置となるため、腫れや出血、まれに感染や、メンブレンの露出、骨補填材が想定通りに生着しない可能性などのリスクが想定されます。処置の内容や費用について気になる点がある方は、無理に来院を急ぐ必要はありません。ご自身のタイミングでカウンセリングにてご相談ください。お問い合わせはお電話またはWEB予約フォームより承っております。
よくある質問
Q1. GBRに使用する骨補填材はどのようなものですか? A. 患者自身の骨を用いる場合や、人工的な骨補填材を用いる場合などがあります。どの材料が適しているかは口腔内の状態によって異なります。
Q2. GBR後、メンブレンはどうなりますか? A. 使用するメンブレンの種類によって、体内に吸収されるタイプと、後日除去する処置が必要なタイプがあります。詳しくは治療計画の中でご説明しています。
Q3. GBRとサイナスリフトは同時に行うこともありますか? A. 骨の不足している部位や程度によっては、組み合わせて検討される場合もあります。CT検査の結果をもとにご説明しています。
まとめ
GBR(骨再生誘導法)は、骨補填材とメンブレンを用いて、不足している骨の再生を誘導する処置です。骨の幅や高さが足りない場合に検討され、再生には一定の期間が必要とされています。外科的な処置となるため、事前のCT検査による確認が欠かせません。骨の量について不安がある方は、まずは検査を受けて現状を確認することをおすすめします。
お気軽にお問合せ下さい
GBR(骨再生誘導法)についてご不明な点や不安なことがある方は、まずはカウンセリングでご相談ください。お電話またはWEB予約フォームからご予約いただけます。アクセス情報も当院サイトにてご案内しております。
監修者情報
監修:古舘辰彦(かまくらサンライズ歯科 院長) 資格:国際アメリカインプラント学会(IDIA)認定医/インプラント専門医/インビザプラチナドクター/小児歯科相談医 経歴:北海道医療大学歯学部卒業

