インビザライン症例紹介(23)

サイナスリフトとは?向いているケースを解説


はじめに

上顎の奥歯にインプラントを検討する中で、「サイナスリフトが必要になるかもしれません」と説明を受け、どのような処置なのか気になった方もいるのではないでしょうか。サイナスリフトは、上顎の骨が不足している場合に検討される骨造成の方法のひとつです。この記事では、サイナスリフトの仕組みと、向いているケースについて解説します。


目次

  • サイナスリフトとは
  • サイナスリフトが向いているケース
  • 処置の流れと当院での対応
  • よくある質問

サイナスリフトとは

サイナスリフトとは、上顎の奥歯部分の骨の高さが不足している場合に検討される骨造成の方法です。上顎の奥歯の上方には「上顎洞(じょうがくどう)」と呼ばれる副鼻腔のひとつが位置しており、この部分は他の部位に比べてもともと骨の高さが低い傾向があります。

歯を失ってから時間が経過すると、さらに骨が痩せていくため、インプラントを安定して埋め込むために必要な骨の高さが不足してしまうことがあります。サイナスリフトは、上顎洞の粘膜(シュナイダー膜)を持ち上げ、その下にできたスペースに骨補填材を入れることで、骨の厚みを補う処置です。


サイナスリフトが向いているケース

サイナスリフトは、次のようなケースで検討されることがあります。

骨の高さが大きく不足しているケース

上顎の奥歯部分で、骨の高さが大きく不足している場合に検討される方法です。比較的骨の不足量が多いケースに適応されるとされ、骨の不足がわずかな場合には、身体への負担がより少ないソケットリフトが選択されることもあります。

上顎の奥歯にインプラントを希望するケース

上顎の奥歯部分は、下顎に比べて骨の質がやわらかい傾向があるとされ、加えて上顎洞という空洞が近接しているため、骨造成が必要になりやすい部位です。この部位にインプラントを希望する場合、サイナスリフトが選択肢として検討されることがあります。

歯周病などで骨の吸収が進んでいるケース

歯周病の進行などによって上顎の骨が大きく吸収されている場合も、骨の高さを補うためにサイナスリフトが検討されることがあります。


処置の流れと当院での対応

サイナスリフトが必要かどうかは、CT検査によって上顎洞の位置や骨の厚みを詳細に確認したうえで判断されます。処置は、頬側の骨に小さな窓を開けて上顎洞の粘膜を持ち上げ、骨補填材を入れる方法が一般的です。インプラントの埋入を同時に行う場合と、骨が定着してから改めてインプラントを埋め込む場合があり、骨の状態によって進め方が異なります。

当院では、北海道医療大学歯学部を卒業し、IDIA(国際アメリカインプラント学会)認定医およびインプラント専門医の資格を持つ院長が、CT検査の結果をもとに適応を判断し、治療計画をご提案しています。これらの資格は学会の基準を満たした場合に付与されるものであり、治療結果を保証するものではありません。

当院のサイナスリフトの費用(税込)は11万円を目安としており、インプラント治療自体は総額36.74万円〜となります。サイナスリフトは外科的な処置となるため、腫れや出血、まれに感染や、上顎洞の粘膜の損傷、副鼻腔炎などのリスクが想定されます。処置の内容や費用について気になる点がある方は、無理に来院を急ぐ必要はありません。ご自身のタイミングでカウンセリングにてご相談ください。お問い合わせはお電話またはWEB予約フォームより承っております。


よくある質問

Q1. サイナスリフトを受けると治療期間はどのくらい延びますか? A. 骨が定着するまでの期間が必要になるため、通常のインプラント治療より長くなる傾向があります。個人差があるため、詳しくは検査結果をもとにご案内しています。

Q2. サイナスリフトとソケットリフトはどちらが自分に向いていますか? A. 骨の不足量によって適応が異なります。CT検査の結果をもとに、どちらの方法が適しているかをご説明しています。

Q3. サイナスリフト後、鼻に違和感が出ることはありますか? A. 上顎洞に近い部位への処置となるため、術後に一時的な違和感が生じる場合があります。気になる症状が続く場合は歯科医院にご相談ください。


まとめ

サイナスリフトは、上顎の奥歯部分で骨の高さが大きく不足している場合に検討される骨造成の方法です。上顎洞の粘膜を持ち上げて骨補填材を入れることで、骨の厚みを補います。外科的な処置となるため、事前のCT検査による確認が欠かせません。上顎の骨の量について不安がある方は、まずは検査を受けて現状を確認することをおすすめします。


お気軽にお問合せ下さい

サイナスリフトについてご不明な点や不安なことがある方は、まずはカウンセリングでご相談ください。お電話またはWEB予約フォームからご予約いただけます。アクセス情報も当院サイトにてご案内しております。


監修者情報

監修:古舘辰彦(かまくらサンライズ歯科 院長) 資格:国際アメリカインプラント学会(IDIA)認定医/インプラント専門医/インビザプラチナドクター/小児歯科相談医 経歴:北海道医療大学歯学部卒業


この記事を書いた人

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